ゼロから学ぶ仮想通貨|No.8
この記事では、仮想通貨をこれから学びたい初心者さん向けに、仮想通貨を利用するまでの一般的な流れを7つのステップに分けて解説します。
仮想通貨を始めたいと思っても、
「最初に何をすればいいの?」
「取引所と販売所の違いが分からない」
「口座を作ったら、すぐ購入しないといけないの?」
「本人確認や入金って難しそう」
と迷う方もいるのではないでしょうか。
私自身も最初は、仮想通貨に興味を持っても、何から始めればいいのか分かりませんでした。
購入方法を先に調べていた時期もありましたが、実際にはいきなり口座を開設して購入する必要はありません。
まずは仕組みやリスクを知り、利用するサービスを比較したうえで、自分に合っているかを考えることが大切です。
この記事では、特定のサービスへの申込みをすすめるのではなく、「学ぶ→確認する→比較する→手続きする」という順番で全体像を見ていきます。
※本記事は、2026年9月時点で確認できる公表情報をもとに、仮想通貨(暗号資産)を初めて学ぶ方向けに一般的な流れを整理しています。制度、サービス内容、口座開設方法、本人確認方法、手数料などは変更される可能性があります。実際に利用する際は、金融庁・財務局・各暗号資産交換業者の公式情報をご確認ください。本記事は、特定の暗号資産の購入や投資、利益を推奨・保証するものではありません。
仮想通貨を始める前に知っておきたいこと
仮想通貨を始めたいと思っても、最初から購入方法だけを覚える必要はありません。
まず知っておきたいのは、暗号資産には価格変動があるということです。
購入したときより価格が上がることもあれば、下がることもあります。
銀行預金のように元本が保証されているものでもありません。
また、SNSなどを利用した投資詐欺や不正アクセス、暗号資産を送る際の送付ミスなど、注意したい点もあります。
そのため、
「どうやって買うのか」より先に、「何を利用しようとしているのか」を知る
ことから始めてみましょう。
分からないまま急いで購入する必要はありません。
「何から勉強すればいいのか分からない」という方は、まず学ぶ順番から確認すると整理しやすくなります。
▶【No.1「仮想通貨は何から勉強する?初心者向け7ステップ」】
仮想通貨の始め方|初心者向け7ステップ

仮想通貨を利用するまでの一般的な流れを整理すると、次の7ステップです。
| STEP | 確認すること |
|---|---|
| STEP1 | 仮想通貨の仕組みとリスクを知る |
| STEP2 | 販売所と取引所の違いを知る |
| STEP3 | 登録された事業者か確認する |
| STEP4 | サービスを比較する |
| STEP5 | 口座開設と本人確認をする |
| STEP6 | 日本円を入金する |
| STEP7 | 購入・保管・売却・送付の方法を確認する |
初心者のうちは、細かい操作方法をすべて覚えるより、まず「この順番で確認していけばいいんだ」と全体像をつかめれば十分です。
STEP1|仮想通貨の仕組みとリスクを知る
最初に確認したいのは、仮想通貨そのものについてです。
初心者の段階で、難しい技術や専門用語をすべて理解する必要はありません。
まずは、
- 仮想通貨とは何か
- ビットコインとは何か
- ブロックチェーンとはどんな仕組みなのか
- 価格が上がることも下がることもある
- 詐欺や不正アクセスなどのリスクがある
といった基本から確認しましょう。
私自身も、最初はブロックチェーンやウォレット、アルトコインなど、知らない言葉を全部調べようとして、余計に分からなくなったことがありました。
最初から全部覚えようとせず、一つずつ理解していけば大丈夫です。
▶【No.2「仮想通貨とは?初心者向けにゼロからわかる基礎知識」】
▶【No.3「ビットコインとは?初心者向けに仕組みをやさしく解説」】
また、SNSやメールなどを使った投資勧誘にも注意が必要です。
「必ず儲かる」「絶対に価格が上がる」といった情報だけで判断しないようにしましょう。
▶【内部リンク:No.22「仮想通貨詐欺を避けるには?初心者が確認したいポイント」】
STEP2|販売所と取引所の違いを知る
暗号資産を購入するときには、「販売所」と「取引所(板取引)」という言葉を見ることがあります。
名前が似ているので、私も最初は「同じものでは?」と思っていました。
でも、売買の仕組みが違います。
販売所は、暗号資産交換業者を相手に暗号資産を売買する方法です。
取引所(板取引)は、利用者から出された売り注文と買い注文をもとに売買する方法です。
販売所と取引所では、
- 注文方法
- 価格の決まり方
- 最低注文数量
- 手数料やスプレッド
などが異なる場合があります。
No.8では、「同じ暗号資産交換サービスでも、買い方が一つとは限らない」と分かれば十分です。
詳しい違いは、次の記事で解説します。
▶【次に読む:No.9「仮想通貨取引所とは?販売所との違いを初心者向けに解説」】
STEP3|登録された事業者か確認する
利用するサービスを決める前に、その事業者が必要な登録を受けているか確認しましょう。
日本の居住者向けに、暗号資産と日本円などの法定通貨との交換や、暗号資産の売買・交換などのサービスを提供する事業者は、原則として暗号資産交換業の登録が必要です。
金融庁は、暗号資産交換業者の登録一覧を公開しています。
2026年9月1日現在の暗号資産交換業者登録一覧も、金融庁公式サイトから確認できます。
利用する際は、金融庁・財務局の登録を受けた暗号資産交換業者かどうかを確認しましょう。
ただし、登録されているからといって、
- 暗号資産の価格が下がらない
- 必ず利益が出る
- トラブルが絶対に起きない
- 安全性のすべてが保証される
という意味ではありません。
金融庁も、暗号資産を利用する際には、登録を受けた事業者か確認するとともに、価格変動やサイバーセキュリティなどのリスクを十分理解するよう案内しています。
登録状況は、サービスを確認するときの基本的なチェック項目の一つと考えましょう。
STEP4|暗号資産交換サービスを比較する
登録状況を確認したら、サービスの内容を比較します。
私も最初は、
「有名なところなら、どこを使っても同じなのかな?」
と思っていました。
でも、調べてみると、取扱暗号資産や手数料、最低注文数量などはサービスによって違います。
比較するときは、次のような項目を確認すると分かりやすいです。
- 取扱暗号資産
- 販売所・取引所の対応状況
- 売買手数料
- スプレッド
- 日本円の入金・出金手数料
- 暗号資産の送付手数料
- 最小注文数量
- 本人確認方法
- セキュリティ対策
- サポートやサービスの利用条件
特に初心者が注意したいのが、「取引手数料無料」という表示だけで判断しないことです。
販売所では、購入価格と売却価格に差がある場合があります。
この価格差は、一般に「スプレッド」と呼ばれます。
また、日本円の入出金や暗号資産の送付に別の費用がかかるサービスもあります。
一つの数字だけではなく、サービス全体の条件を確認しましょう。
▶【内部リンク:No.10「仮想通貨取引所を比較するときはどこを見る?初心者向け選び方ガイド」】
STEP5|口座開設と本人確認をする
利用するサービスを決めたら、口座開設の手続きを行います。
ここでいう「口座」は銀行口座とは別で、暗号資産交換サービスを利用するための自分専用のアカウントというイメージです。
一般的には、
- メールアドレスなどで登録する
- 氏名・住所などの基本情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
- 確認や審査後、サービスを利用できるようになる
といった流れで進みます。
本人確認には、各サービスが指定する本人確認書類を使用します。
必要な書類や本人確認の方法、利用開始までにかかる時間などはサービスによって異なります。
具体的な必要書類や手続きについては、利用するサービスの公式情報を確認してください。
▶【内部リンク:No.11「仮想通貨の口座開設に必要なものは?事前準備を初心者向けに解説」】
▶【内部リンク:No.12「仮想通貨の口座開設は難しい?基本的な流れを初心者向けに解説」】
特定サービスの手続き例を確認したい方へ、Coincheckでの具体的な口座開設手順は別の記事で解説します。
▶【内部リンク:No.13「Coincheckの口座開設方法|初心者向けに手順を解説」】
STEP6|日本円を入金する
口座開設と本人確認が終わり、サービスを利用できる状態になったら、必要に応じて日本円を入金します。
入金方法はサービスによって異なります。
銀行振込など、複数の方法が用意されている場合もあります。
入金する前に確認したいのは、
- 利用できる入金方法
- 入金にかかる手数料
- 銀行側で発生する振込手数料
- 入金が反映されるタイミング
- サービスごとの利用条件
などです。
「入金手数料無料」と書かれていても、利用する銀行側の振込手数料が必要になる場合もあります。
実際に入金する前に、利用するサービスの最新情報を確認しましょう。
STEP7|購入・保管・売却・送付の方法を確認する
日本円を入金したら、暗号資産を購入できる状態になります。
ただし、「購入すること」だけをゴールにしないことも大切です。
購入する場合は、注文を確定する前に、
- 購入する暗号資産
- 購入金額や数量
- 販売所・取引所のどちらを利用するのか
- 表示されている価格
- 手数料やスプレッド
などを確認しましょう。
ビットコインの場合、1BTCを丸ごと購入する必要はありません。
サービスによっては少額から購入できます。
▶【No.6「仮想通貨はいくらから始められる?少額購入の仕組みを解説」】
ただし、少額で購入できることと、損失が出ないことは別です。
購入後に暗号資産の価格が下がれば、保有している資産の価値も下がります。
また、購入する前に、買ったあとにどうするのかまで確認しておくと安心です。
購入後の保管方法を確認する
購入した暗号資産は、利用している暗号資産交換サービス上で保有する方法や、必要に応じて外部ウォレットへ送る方法などがあります。
保管方法によって、管理方法や注意点も異なります。
売却方法も知っておく
暗号資産は、購入方法だけではなく売却方法も確認しておきましょう。
利用するサービスによっては、購入時と同様に販売所や取引所など複数の方法があります。
外部へ送る場合は送付先を確認する
暗号資産を別のウォレットなどへ送る場合は、送付先アドレスや対応しているネットワークなどを慎重に確認する必要があります。
誤った送付先へ送ると、取り消しや資産の回収が難しい場合があります。
利用する場合は、購入後の保管・売却・送付についても確認しておきましょう。
仮想通貨を始めるために準備するもの

口座開設を進める場合は、一般的に次のようなものを使用します。
- スマートフォンやパソコン
- メールアドレスなどの登録情報
- サービスが指定する本人確認書類
- 日本円の入出金に利用する銀行口座など
ただし、必要なものはサービスによって異なります。
申し込む前に公式サイトで確認しておくと、手続きを進めやすくなります。
▶【内部リンク:No.11「仮想通貨の口座開設に必要なものは?事前準備を初心者向けに解説」】
口座を作ったらすぐ仮想通貨を買う必要はある?

口座を開設したからといって、必ずすぐに暗号資産を購入しなければならないわけではありません。
まず取引画面や公式情報を確認して、
- どんな暗号資産を扱っているのか
- 販売所と取引所はどう違うのか
- いくらから注文できるのか
- どんな手数料やスプレッドがあるのか
- 購入後はどのように管理するのか
などを学んでから考えることもできます。
私自身も最初は、
「口座を作ったら、そのまますぐ買わないといけないのかな?」
と思っていました。
でも、口座開設と購入は別です。
まず仕組みを確認し、自分で納得してから判断することが大切です。
仮想通貨を始めるときの初心者チェックリスト
ここまでの内容を、簡単なチェックリストで確認してみましょう。
- □ 仮想通貨の基本的な仕組みを確認した
- □ 価格が下がる可能性があると理解した
- □ 販売所と取引所の違いを確認した
- □ 金融庁・財務局の登録を受けた事業者か確認した
- □ 手数料やスプレッドなどを比較した
- □ 口座開設に必要なものを確認した
- □ 本人確認の方法を確認した
- □ 日本円の入金方法と費用を確認した
- □ 購入後の保管・売却・送付方法も確認した
全部を一度に覚える必要はありません。
まずは、
「学ぶ → 登録確認 → 比較 → 口座開設 → 本人確認 → 入金 → 購入後まで確認」
という大きな流れが分かれば十分です。
まとめ|仮想通貨は購入する前の確認も大切
仮想通貨を始めるまでの流れを整理すると、次の7ステップになります。
- 仮想通貨の仕組みとリスクを知る
- 販売所と取引所の違いを知る
- 登録された事業者か確認する
- サービスを比較する
- 口座開設と本人確認をする
- 日本円を入金する
- 購入・保管・売却・送付の方法を確認する
私も最初は、
「口座を作ってビットコインを買えば始められる」
くらいに考えていました。
でも実際には、購入する前にサービスを比較したり、手数料やリスクを確認したり、購入後の管理方法まで知っておくことも大切です。
特に、暗号資産交換サービスを利用するときは、金融庁・財務局の登録を受けた暗号資産交換業者かどうかを確認しておきましょう。
ただし、登録業者であることが利益や価格の安定、安全性のすべてを保証するわけではありません。
分からないまま急いで購入する必要はありません。
まず一つずつ仕組みを理解して、自分で判断できるようになるところから始めてみましょう。
次は、初心者が迷いやすい「販売所と取引所は何が違うの?」という疑問を詳しく解説します。
▶【次に読む:No.9「仮想通貨取引所とは?販売所との違いを初心者向けに解説」】


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